救急・集中治療看護の臨床知と医療経営管理学・教授システム学の専門知をお届けします。講師・インストラクーの情報。

PEARSインストラクター 2015.1月〜5回更新（2年毎）

「生理学的な問題をABCDEプロセスで整理し安定化に繋がる道筋を考えるコース」

患者観察の際、「何かやばそう」と感じたご経験はありませんか？その違和感は、異常の早期認識への第一歩。しかし、どこに問題があって？どの程度の緊急性なのか？そして言語化するのは難しい。そんな方々の観察トレーニングとして、PEARSは有用です。コースで学習するABCDEアプローチは小児・乳児のみならず成人・高齢者と幅広く使用でき、内因性・外因性疾患にも利用できるアプローチになります。

A気道→B呼吸→C循環→D神経→E全身観察は「酸素」の流れをイメージします。酸素は口（A：気道）から入ってきて、B：呼吸でガス交換が行われます。血中に溶け込んだ酸素は（C：循環）血液によって全身・脳に（D：神経）に運ばれます。このABCDの流れのなかで、どこが破綻しても人は酸素不足となります。このように生命の維持機能の観点から考えることで、傷病者の異常を早期認識することに焦点を当てます。

本コースは、事前予習は欠かせないです。しかし、テキストの中身は膨大、予習に難渋するとのご意見もありましたので、テキストを使用し、重要な部分に触れる設計を心がけました。詳細はこちら 

生理学的な評価を重視したPEARSコースですが、小児の蘇生のみならず、呼吸・循環・神経の問題、それらを包含したアセスメント手法を幅広く学ぶため、「コースについていくだけでも頭がいっぱいでした。」という声が多く聞かれました（予習をされた方でもコース終了後は情報過多になっている印象です）。予習クラスを設けることで、少しでも余裕を持ってコースに参加し、コースでの学びを深めること、を目的とした取り組みになります。特に、急変する、もしくは急変前駆症状を観察することが少ない学習者にとって、ABCDEアプローチが日常でトレーニングしていない学習者にとって事前予習は欠かせません。

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公募コース

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